介護職の転職・給料・人間関係・働き方の悩みを現場目線で解説します

介護職の給料が安いと感じたら|転職で変わること・変わらないこと

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「介護職って、こんなに働いてこの給料なの?」

一度は思ったことがある人、多いんじゃないでしょうか。

夜勤もある。

土日祝も仕事。

利用者さんの命に関わる場面もある。

家族対応もする。

記録もある。

委員会もある。

新人が入れば教える。

なのに給料明細を見ると、

「……これだけ?」

ってなる。

まぁ、分かります。

私自身、介護の現場を長く経験してきましたけど、仕事の責任と給料が噛み合ってないな、と感じる場面は何度もありました。

ただ、一つだけ言いたいのは、

「介護職だから給料が安い」で全部まとめないほうがいい

ということです。

同じ介護職でも、会社や施設、資格、夜勤回数、役職によって年収はかなり変わります。

実際、私は転職後、管理者ではなく介護士として働いていた時期に年収600万円まで届いたことがあります。

もちろん、それが誰でも簡単に狙える金額だとは思っていません。

でも、

「介護士はどうせ年収300万円台」

と決めつけるのも違うんですよね。

この記事では、

  • 介護職の給料が安いと感じやすい理由
  • 給料を上げるためにできること
  • 資格や夜勤でどこまで変わるのか
  • 役職を目指すべきか
  • 転職で変わること
  • 逆に転職しても変わらないこと

を、現場と管理側の両方を見てきた立場から話していきます。

目次

介護職の給料が安いと感じるのは、金額だけの問題じゃない

「給料が安い」

という言葉だけを見ると、

単純に月収が少ない話に見えます。

でも実際は、それだけじゃないと思っています。

たとえば月給25万円。

数字だけなら、

「そこまで悪くないんじゃない?」

と思う人もいるかもしれません。

でも、その25万円をもらうために、

夜勤5回。

残業。

休日出勤。

委員会。

人手不足。

家族対応。

ここまで乗っているなら、

本人からすると、

「割に合わない」

になります。

逆に月給24万円でも、

夜勤なし。

残業少なめ。

休みが取りやすい。

通勤10分。

なら、そっちのほうが満足する人もいます。

つまり、

給料の満足度って、金額だけじゃなくて“その金額をもらうために何をしているか”で変わる

んですよね。

ここ、かなり大事です。

介護職の給料を上げる方法は一つじゃない

給料を上げたいとき、

「転職しかない」

と思う人もいます。

でも実際は、いくつか方法があります。

大きく分けると、

資格を取る。

夜勤を増やす。

役職を上げる。

今の法人で昇給を待つ。

施設形態を変える。

会社そのものを変える。

このあたりです。

ただし、それぞれメリットもあれば、当然デメリットもあります。

資格を取れば給料は上がる?

介護職なら、まず思いつくのが介護福祉士だと思います。

資格手当がつく法人も多いですし、転職するときにも評価されやすくなります。

なので、

まだ介護福祉士を持っていないなら、取る価値はかなりあると思います。

ただ、

「資格を取れば一気に給料が上がる」

と期待しすぎると、

「あれ?」

となることもあります。

資格手当が月5,000円。

月1万円。

それくらいの法人もあります。

年間にすれば大きいです。

でも、

「給料を5万円上げたい」

という人にとっては、それだけでは足りません。

資格は、

給料を爆発的に上げるものというより、長期的に選べる求人を増やすもの

くらいに考えたほうがいいです。

個人的には、そんな感じです。

夜勤を増やせば、たしかに給料は上がる

これは分かりやすいです。

夜勤手当が1回8,000円なら、

月4回で3万2,000円。

月6回なら4万8,000円。

かなり違います。

ただ、

「給料を上げたいから夜勤を増やす」

という方法は、少し慎重に考えてほしいです。

20代の頃は平気でも、

年齢とともに夜勤明けがきつくなる人もいます。

私も現場で、

「夜勤を増やして収入を上げたい」

と言っていた職員が、

数ヶ月後には、

「やっぱり身体がきついです」

となるのを見ています。

そりゃそうなんですよね。

夜勤は、

お金は増える。

でも体力は削られる。

この交換になります。

短期的にはあり。

でも、ずっと続ける方法としては、人によると思います。

役職を上げれば給料は増える。でも仕事も増える

リーダー。

主任。

副ホーム長。

ホーム長。

役職が上がれば、手当がつくことがあります。

ただ、

役職手当だけ見て、

「昇進したほうが得じゃん」

と思うのは少し危険です。

なぜなら、

業務量と責任が一気に増えるからです。

勤務表。

職員面談。

クレーム。

事故対応。

行政対応。

採用。

退職。

会議。

売上。

人員配置。

まぁ、増えます。

かなり。

私自身、現場職員も管理側も経験していますが、

「役職が上がった=楽に給料が上がった」

なんて感覚はありません。

むしろ、

「これでこの手当か……」

と思う場面もありました。

だから、

給料を上げたいだけで管理職を目指すのはおすすめしません。

管理する仕事そのものに興味があるなら、話は別です。

今の会社で昇給を待つのも一つ。でも時間はかかる

今の職場に大きな不満がないなら、

昇給を待つ方法もあります。

毎年少しずつ給与が上がる会社なら、長く働くメリットはあります。

ただ、

月1,000円。

月2,000円。

みたいな昇給だと、

年収を大きく変えるまでには時間がかかります。

10年働けば結構変わる。

でも、

「今の生活が苦しい」

という人にとっては、

10年待てないですよね。

っていうか、そこまで我慢する必要があるのか。

ここは考えたほうがいいです。

施設形態を変えると給料が変わることもある

介護職の給料は、施設形態によっても違います。

夜勤がある施設。

重度者が多い施設。

医療対応が多い施設。

こういうところは、手当が厚いこともあります。

逆に、

デイサービスなど日勤中心の仕事では、

夜勤手当がないぶん給与が下がるケースもあります。

ただし、

「特養だから高い」

「有料だから高い」

と単純には言えません。

同じ特養でも会社によって全然違います。

なので、

施設形態より、

求人の総額と内訳を見る

ほうがいいです。

介護職の給料は「会社」でかなり変わる

ここは、かなり伝えたいです。

介護職として同じ仕事をしていても、

会社が変わると給料が変わることがあります。

本当に。

私自身も転職して、

同じ介護職なのに収入が大きく変わった経験があります。

だから、

「介護職だから給料が低い」

ではなく、

「今の会社の給料が低い可能性はないか」

を一度考えてみてほしいです。

もちろん、

今の会社が悪い。

という話ではありません。

給与体系は会社によって違います。

基本給が高い会社。

夜勤手当が高い会社。

賞与が大きい会社。

役職手当が厚い会社。

処遇改善を手当に反映する会社。

いろいろあります。

転職で給料は本当に上がる?

上がることはあります。

ただし、

転職すれば必ず上がるわけではありません。

ここは言い切れません。

むしろ、

何も考えずに転職すると下がることもあります。

たとえば、

今の職場。

月給26万円。

賞与3ヶ月。

夜勤手当8,000円。

次の職場。

月給28万円。

賞与1ヶ月。

こういうケース。

月給だけ見ると2万円上がっています。

でも年間で見ると、

「あれ、そんな変わらない」

となることがあります。

だから、

転職するときは月給ではなく年収で比べる

のがおすすめです。

転職で変わりやすいもの

転職によって変わりやすいものはいくつかあります。

給料。

賞与。

夜勤回数。

休日数。

通勤時間。

役職。

仕事内容。

人間関係。

これは職場が変われば変わります。

特に、

給与体系。

夜勤手当。

賞与。

この3つは、会社によって差が出やすいです。

今の職場で10年かけて上げるより、

転職した瞬間に年収が上がる人もいます。

これは普通にあります。

逆に転職しても変わらないものもある

ここは結構重要です。

転職すれば全部解決する。

わけではありません。

利用者さん相手の仕事。

急な対応。

土日勤務。

人間関係。

忙しい時間帯。

このあたりは、程度の差はあっても介護職なら残ります。

だから、

「介護職そのものが嫌」

という人が、

給料だけ上げて別の介護施設へ行っても、

しんどさ自体は変わらないことがあります。

転職前に、

自分は、

給料が嫌なのか。
介護そのものが嫌なのか。

一回分けたほうがいいです。

「給料が低い」なら最初にやること

いきなり退職届を書く必要はありません。

まず、

自分の給料を分解します。

基本給。

資格手当。

夜勤手当。

処遇改善。

役職手当。

賞与。

これを出す。

そして年間の総額を計算します。

そのうえで、

他の求人を見る。

これだけです。

意外と、

「今の給料、そこまで悪くない」

となる人もいます。

逆に、

「同じ経験年数でこんな求人あるの?」

となる人もいます。

ここを知らずに、

「どうせ介護職だから」

で諦めるのは、少しもったいないです。

求人を見るときは「月給30万円」に飛びつかない

高い月給は目を引きます。

分かります。

でも、

必ず内訳を見てください。

基本給。

固定残業代。

夜勤手当何回分。

資格手当。

処遇改善。

このへん。

たとえば、

「月給30万円」

と大きく書いてあって、

よく見ると夜勤6回込み。

なら、

夜勤4回にしたときは下がります。

だから、

求人を見るときは、

その金額をもらうには何をしないといけないのか

まで見る。

ここが大事です。

給料アップが目的なら、転職条件を数字で決める

これはかなりおすすめです。

「給料が高いところ」

だと曖昧です。

そうではなく、

今の年収が350万円なら、

「次は380万円以上」

とか。

月給なら、

「夜勤4回込みで27万円以上」

など。

数字を決める。

そうすると、

求人を見たときの判断が早くなります。

さらに、

年間休日。

夜勤回数。

通勤時間。

この3つくらいも条件に入れておく。

給料だけ上がって、

休みが激減したら意味ないですからね。

転職サービスを使うなら「給料を上げたい」と正直に言っていい

転職サービスに相談するとき、

「給料目的って印象悪いかな」

と思う人がいます。

でも、別に悪くないです。

生活があります。

お金は大事です。

だから、

「現在年収350万円なので、次は400万円前後を希望しています」

と伝えていいです。

むしろ具体的なほうが求人を探しやすいです。

そのうえで、

夜勤回数。

通勤。

休日。

施設形態。

も伝える。

そうすると、

単純に給料が高い求人ではなく、

自分の条件に合う求人

を探しやすくなります。

「今より50万円上がる求人」があるか見るだけでも意味はある

転職すると決めていなくても、

一度求人を見てみてください。

本当に。

今の年収より、

20万円高い。

50万円高い。

場合によってはもっと高い。

そんな求人があるかもしれません。

もちろん、

条件が厳しい可能性もあります。

でも、

まず知らないと比較できません。

今の会社しか知らないと、

今の給料が介護業界の基準だと思ってしまいます。

実は違うこともあります。

私自身、介護士として年収600万円までいった

少し自分の話をします。

私は転職後、

管理者ではなく、

介護士として年収600万円までいったことがあります。

「介護士でもそこまでいくんだ」

と思う人もいるかもしれません。

もちろん、

夜勤。

手当。

会社の給与体系。

いろいろ条件が重なっています。

だから、

「介護士なら全員600万円いける」

なんて言うつもりはありません。

でも、

少なくとも、

介護職の給料はどこでも同じではない

ということは、自分自身で経験しました。

ここはかなり大きかったです。

同じ資格。

同じ介護職。

それでも、

働く会社が変わると収入が変わる。

だから私は、

「介護職だから給料が安いのは仕方ない」

とは思わなくなりました。

給料だけで転職しない。でも給料を軽視もしない

結局ここです。

給料だけで転職すると、

人間関係。

夜勤。

残業。

休日。

このあたりで失敗することがあります。

でも逆に、

「お金じゃない」

と言って給料を軽視するのも違うと思っています。

仕事ですから。

生活があります。

家族もいます。

趣味もある。

老後もある。

給料は大事です。

だから、

給料。

休み。

仕事内容。

通勤。

自分が大事にしたいものを並べて、

バランスで選ぶ。

それでいいと思います。

まとめ|「介護職だから安い」で諦める前に一度比べてみてほしい

介護職の給料を上げる方法は、

資格。

夜勤。

昇進。

昇給。

施設形態。

転職。

いろいろあります。

どれが正解というわけではありません。

夜勤を増やすのが合う人。

管理職を目指す人。

今の職場で長く働く人。

会社を変える人。

人によって違います。

ただ、

今の給料に不満があるなら、

一度だけ、

他の求人と比べてみる

これはやってもいいと思います。

転職するかどうかは、そのあとです。

今より年収が100万円高い求人を見つけても、

「今の職場が好きだから残る」

でもいい。

逆に、

同じ仕事で年収がかなり違うと知ったら、

「じゃあ一度話だけ聞いてみようかな」

となるかもしれません。

介護職だから給料が安い。

本当にそうなのか。

それとも、

今いる場所しか知らないだけなのか。

一度くらい確かめてみてもいいんじゃないでしょうか。

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